2014年 06月 18日
「バリュテュス展」 |
先日、上野にある東京都美術館に「バリュテュス展」を観にいってきました。
バリュテュスといっても…少女の絵を本か何かで見た事があるくらい…
むしろ、私は奥様の節子さんに興味をもっていました。
5・6年位前にたまたま本屋にいったら店頭に節子さんの本が並んであり、素敵な方だなぁと思ってその本を買いました。
そこで、初めて旦那さんが、“バリュテュス”と知った程度。
そしたら今年、日本にやってきたので是非とも見てみたい!と、思い、初対面!!
ん〜
変わってます。
面白い。
なんとも言えない不思議な感覚に陥ります。
美意識が非常に高いんだと思う。
構図や背景、バランス、洋服のシワの入り方にいたるまでぬかりない感じなんです。
一番の見せ場をより強調するように背景を描いています。
とっても神経の行き届いた絵画。
古典のものに興味を持ち、流行に流されないで描いていたと言われるバリュテュス。
なんだろう?
私には、古典的でもあるけど…いろんなものが入り交じっていて…
何派にも属さない
バリュテュスという絵画なんだと思った
しいて言えば、バリュテュス派!
何度観ても、不思議な気分になります。
少女が大人になる直前の微妙な短い時…
そこに、美を感じていたようです。
バリュテュスの絵は見れば見るほどその都度新しい発見がある、面白い絵画なんだろうなぁ。と、思いました。
今月、22日までです。是非、興味があるお方
見てみてください。
急いで〜
ちなみに、バリュテュスさん、完成して売りにだす直前…、人物が1センチ右にずれていた方が良いといって、消してしまったそうです。
画商は、がっかり…してローマからニューヨークに帰ったそうな…
by hum_daikanyama
| 2014-06-18 21:22